2008.02.04放送の「がん難民〜命のバトン」から 放送からかなり経つが、録画していた「NNNドキュメント'08」を見終えた。
タイトルは『がん難民〜渡された命のバトン〜』だった。
2006年6月、日本のがん医療を変える法律が全会一致で可決された。
「がん対策基本法」。
成立に導いたのは自らガンを告白した民主党議員山本孝史さん(享年58)の演説だった…。
今や日本では3人に1人がガンで亡くなっている。
いろいろと問題も浮かび上がってきた。
使いたい薬が使えない、治療できる医者が少ないなどだ。
その結果、「治療法がない」と言われる『がん難民』が日本中をさまよっているらしい。
このドキュメントではガンで亡くなった民主党議員山本孝史さんを中心に構成されていた。
山本さんは、1993年参議院議員に初当選以来、薬害エイズ問題、年金、医療、介護、自殺対策など、常に命を守る政治の実現を目指していた。 ところが3年前、山本さん自身を胸腺がんが襲った。すでにがんは肺や肝臓に転移しており、何もしなければ余命半年と宣告されたのだった。抗がん剤治療を受けて、初めて山本さんはがん患者の実情を目の当たりにした。患者さんが来られて、そういう”がん”だと決まると、「こういう治療です、効かなければ次これです、あとはもうありません、緩和ケアに移ります。」と、日本のがん医療はベルトコンベア式になっている。
その背景には、抗がん剤専門医不足という問題があるという。
アメリカには約10,000人いるといわれている専門医も、日本にはたったの126人しかいない(2007年)。これが地域や病院の医療格差を生み、がん難民を増やしている原因の1つになっているそうだ。 問題はそれだけではない。日本にはさらに「ドラッグ・ラグ」という問題がある。
海外では承認されている新薬の多くが、日本では未承認なのだ。世界の売り上げ上位100の薬を調べると、他の国で初めて承認されてから日本の厚生労働省が承認するまでに平均にして約4年もかかっており、最も早いアメリカとは2年半の開きがある。国立がんセンターの藤原医師によれば、日本はコストや環境の問題で、治験(薬の有効性や安全性を調べる臨床試験)のスピードが遅い。 通常、抗がん剤治療中に副作用でアレルギーが出たり、がん細胞に耐性ができて効かなくなると、別の抗がん剤が必要になってくる。だが副作用の少ない新薬の多くが日本では未承認のため、使える薬の選択肢が少ない。
保険がきかない未承認薬を使った場合、問題なのは経済的に破綻していくことだ。
保険適用外の薬を使うと、混合診療となってしまい、治療代全額が患者の自己負担となってしまうためだ。
「やはり個人では限界があることは否定できない。今は、まだ。」
彼(民主党議員山本孝史さん)のバトンを私たちは受け取れたのだろうか。
hikara
テーマ:伝えたい事 - ジャンル:ブログ
|